『笑うな』 筒井康隆


ショートショートです。厚さ1センチほどしかないのに34編も入ってます。
内容的にはおもしろいと思うのもあり、微妙だな〜と思うのもありって感じ。
個人的に印象深いのは「傷ついたのは誰の心」と「ブルドック」。


筒井康隆の本は2冊目です。前回は『鍵』というこれまた短編集を読みました。
これ、自選恐怖集だそうで。世の中ではホラー扱いみたい。私は『鍵』のほうが好みです。


筒井康隆って「七瀬ふたたび」とか「時をかける少女」とかの印象があったので、
そんなに興味ある作家ではなかったのです。普通のお話を書く人なんだろうな〜って思っていました。
でも、全然違いましたね。私が好きな系統のシュールさであります。いやーひどいよ、これ。


ショートショートといえば、私にとっては星新一なのです。この人、大好きなんですよね。
でも、筒井康隆もおもしろかった。モノによるけど。
あと1冊あるので、そのうち読みます。


笑うな (新潮文庫)

笑うな (新潮文庫)

鍵―自選短編集 (角川ホラー文庫)

鍵―自選短編集 (角川ホラー文庫)