『心を整える。』 長谷部誠
サッカー日本代表のキャプテンを務めた、長谷部選手の自己啓発書です。
ずいぶんと色々考えて行動している人だな、と思いました。
見た目からも伝わるとおり、とてもマジメな人のようです。
書かれていることはサッカーのプレイに終始することが多かった。
しかし人として見習うべきところも多々あり、一般人も参考になること盛りだくさんでした。
ニュースで知るプロサッカー選手は華々しいですが、
裏では努力・忍耐・エトセトラ・・・なんですねぇ。当たり前か。
- 作者: 長谷部誠
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『ザ・フォール/落下の王国』 ターセム
世界遺産好きの私に職場の先輩がオススメしてくれた映画です。
映画の撮影中に怪我を負い病院のベッドで寝たきりのスタントマン、ロイは、重なる不運に自暴自棄になっていた。
そんな彼の前に現れたのは、同じ病院に入院していた5才の少女アレクサンドリア。
ロイは自殺しようと薬を手に入れるために、アレクサンドリアを利用することを思いつく。
そして、彼女の気を引こうと、6人の勇者が世界を駆け巡り、
悪に立ち向かうという、世界にたったひとつしかない冒険物語を聞かせ始める。
20カ国でロケを行い、多数の世界遺産が登場。
CGを使用していないそうな。まさにこの映像美は観るものを魅了する。
そして石岡瑛子氏が衣装デザインを担当しています。アカデミー賞受賞している方のようですね。
ファンタジー感溢れる、とってもきれいな衣装でした。
内容ですが。最初はあんまり引き込まれなかった。
気が付いたらどっぷりはまってました。
少女アレクサンドリアが物語をせがむように、私も早く続きを!と思ってしまった。
DVD(できればブルーレイ!)買っちゃおうかと思った作品。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/02/11
- メディア: DVD
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「励ます技術」について
日経済ビジネス Associeの2011 9/20号で元気になる技術というものが特集されていました。
仕事に効く「心の整え方」
長谷部本(『心を整える。』)が私の次の読書予定で、これに影響されたような見出しでついつい購入。
メインテーマの「心の整えよう」は、普段よく言われているストレスを溜め込まない方法についてです。
「みんなで元気に」では励ます技術が紹介されています。
「アクティブリスニング」で聴くことに徹し、相手の心の扉を開かせる
よく言われることですが、「がんばれ」という言葉は使い方が難しい。
落ち込んでいる人に「がんばれ」は逆効果。さらに傷つけてしまうことも。
励ます時に必要なことは"励ます言葉"をかけることではない。相手と適度な距離を保ちながら寄り添う意識を持つことが大切だ。
要するに、相手の話をじっくり聴いてやれってことみたいです。
話の途中で持論を持ち出して語り始めるのはもってのほか!
1.話をさえぎらず、最後まで聴く
2.共感は○、同調のしすぎは×
3.感情を受け止めながら聴く
4.興味本位で質問をしない
5.安易な励ましや助言はしない
6.自分の中で制限時間を決める
よく分かってはいるんですが、最後まで聴くって難しい。2番も境界が難しいかも。
ポイントは6番かなと思います。自分が苦しくなっては物も子もないので。
「リフレーミング」と「ストレングス」でマイナス思考をプラスに変える
聴きなれない言葉が出てきましたが、下記のような意味だそうです。
「リフレーミング」:自分の考えを肯定できる視点に変える手法のこと。
「ストレングス」 :その人の持つ"強み"のこと。
つまり、マイナス思考なものの見方に陥っている状況をリフレーミングしてプラスに変えてあげると。
そして、話の中から相手のストレングスに着目して引き出してあげること。
まとめと感想
書かれていたことは私にとって目新しいことではなかったのです。
頭の中に漠然と知識や経験で知っていたことが綺麗にまとめられていました。
世の中には本当に人の気持ちが分からないという方も存在するので・・・
その方々に励まされる時は、ほぼ100%話を遮られ持論を語られ、その方々は自己満足していました(笑)
そういう時は相談側の気持ちは置いてけぼりでむなしさいっぱいになる。
だからといって、自分はちゃんと相手を励ますことができるか?といえば答えはNOになるわけで。
こういう特集を心に留め、周囲の人の支えになれるような立派な大人になりたいものです。
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 9/20号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 日経BPマーケティング
- 発売日: 2011/09/06
- メディア: 雑誌
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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 岩崎夏海
「BOOK」データベースより
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
何を得たくてこの本を手にしたかで評価は変わると思う。
私は流行ってる+マネジメントに興味があったから。
個人的な感想を述べると・・・
小説よりな実用書と思って読み始めましたが、
ラノベより読みにくい稚拙な文章だなと。(失礼)
3行読んで「あーコレはもう読みたくないなぁ」と思ったほどの文章だった。
なので、最後まで読むのに大変時間がかかりました。
肝心の内容も微妙かなあ・・・
がんばってマネジメントと野球を結び付けていたけど。
マネジメントを学べるわけでもない。
この本が本家を読むキッカケになった人は多いかも。
なぜ売れたのかは理解できない。
しかし私にとってこの本は
"顧客が価値ありとし、必要とし、求めているもの"
にはならなかった。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本
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