「励ます技術」について

日経済ビジネス Associeの2011 9/20号で元気になる技術というものが特集されていました。

仕事に効く「心の整え方」


長谷部本(『心を整える。』)が私の次の読書予定で、これに影響されたような見出しでついつい購入。
メインテーマの「心の整えよう」は、普段よく言われているストレスを溜め込まない方法についてです。
「みんなで元気に」では励ます技術が紹介されています。

「アクティブリスニング」で聴くことに徹し、相手の心の扉を開かせる

よく言われることですが、「がんばれ」という言葉は使い方が難しい。
落ち込んでいる人に「がんばれ」は逆効果。さらに傷つけてしまうことも。

励ます時に必要なことは"励ます言葉"をかけることではない。相手と適度な距離を保ちながら寄り添う意識を持つことが大切だ。

要するに、相手の話をじっくり聴いてやれってことみたいです。
話の途中で持論を持ち出して語り始めるのはもってのほか!

1.話をさえぎらず、最後まで聴く
2.共感は○、同調のしすぎは×
3.感情を受け止めながら聴く
4.興味本位で質問をしない
5.安易な励ましや助言はしない
6.自分の中で制限時間を決める

よく分かってはいるんですが、最後まで聴くって難しい。2番も境界が難しいかも。
ポイントは6番かなと思います。自分が苦しくなっては物も子もないので。

「リフレーミング」と「ストレングス」でマイナス思考をプラスに変える

聴きなれない言葉が出てきましたが、下記のような意味だそうです。


「リフレーミング:自分の考えを肯定できる視点に変える手法のこと。
「ストレングス」 :その人の持つ"強み"のこと。

つまり、マイナス思考なものの見方に陥っている状況をリフレーミングしてプラスに変えてあげると。
そして、話の中から相手のストレングスに着目して引き出してあげること。

まとめと感想

書かれていたことは私にとって目新しいことではなかったのです。
頭の中に漠然と知識や経験で知っていたことが綺麗にまとめられていました。


世の中には本当に人の気持ちが分からないという方も存在するので・・・
その方々に励まされる時は、ほぼ100%話を遮られ持論を語られ、その方々は自己満足していました(笑)
そういう時は相談側の気持ちは置いてけぼりでむなしさいっぱいになる。
だからといって、自分はちゃんと相手を励ますことができるか?といえば答えはNOになるわけで。
こういう特集を心に留め、周囲の人の支えになれるような立派な大人になりたいものです。


日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 9/20号 [雑誌]

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